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自棄じゃけん。

自棄酒マンのブログ。
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秘境
 来月11日、津久井郡城山町・藤野町が相模原市と合併する。昨年既に津久井町・相模湖町が合併しているから、これで「津久井郡」が消滅し、一大狒衞聾仰觜餃瓩誕生することになる。元々相模原との繋がりが強かったであろう城山・津久井が合併するのはともかく、正直相模湖や藤野が狒衞聾境瓩噺討个譴襪里呂いがなものなのだろか。いっそのこと、ベタではあるが「北さがみ市」とかいう名前にすればいいのに。
 ともあれ、来月には相模原市になってしまう藤野町である。山岳自治体らしく、酒屋の数はそれなりに、それもかなり奥まった場所に点在しているようだ(同タイプの町、山北にも似たような傾向がある)。それらを1日で全部回るのは(バスの本数の制約等の理由により)到底無理なので、とりあえず今回は中央本線の北側、大字佐野川にある酒屋を訪ねることにする。
 JR藤野駅から出ている「和田」行きバスは、陣馬山へのハイカーがよく利用する路線として知られている。で、藤野町佐野川にある「小沢商店」の場所は、インターネットタウンページに掲載されている地図(mapion提供)によると、終点の和田バス停からさらに山奥に分け入ったところのようなのだ。地図で見る限り、相当な秘境としかいいようがない。
 ところが、念のためgoogleマップ(ゼンリン提供)で店の住所を入力し検索してみたところ、上記位置とはまったく異なる場所―一応バス路線上であるがはるかに手前の、そこそこ人の気の多そうな場所が示されたのであった。つまり、どちらかの情報が誤っているということだ(時々こういう経験をするが、間違っているのはgoogleマップであるケースが多い)。こうなったら現地を訪ねて直接確認するしかない。
 土曜日14時05分発の和田行きバス、乗客は最初から最後まで私ひとり。1本前のバス(昼飯調達のため見送った)は始発から数名乗っていたのに。藤野駅を出たバスはすぐに細くて長い澤井トンネルを潜り、山間の集落を抜けて行く。途中酒屋が2軒ほどあるのを車窓から確認。人口密度に比して酒屋の数が多いように感じられるが、このあたりでは単なる酒屋ではなく、食料品店としての役割を兼ねているのだろう。
 googleマップで表示された場所にきた。酒屋らしきものはない。通過。
 ここから、本格的な山道となった。人家は途絶え、道幅も狭くなる。なんだか、とんでもないところまで来てしまった心持ちである。やがてふたたび道幅が広くなり、いかにも山里然とした集落にさしかかると間もなく終点和田。
 mapion地図による小沢商店の場所は、バス停から500メートルほど峠道(一応県道)を遡ったところを示している。とにかくその方向に向かって歩き始めたが、酒屋らしき物件は見えない。一応人家は結構な軒数あるのだが(それはそれで驚きであった)。
 陣馬山へ登る登山道の道標がある。県道はこの先左手に折れ、地図によればうねうねと曲がりながら和田峠に達するようだ。しかし、私の些少な経験値からは、こんな場所に酒屋があるなどという結論はどうしても導き出せない。もしかしたら先ほど通ってきた(googleで表示された)場所に店があったがもう閉店してしまったのかもしれない。とにかくあの曲がり角を曲がってみて、何もなければ引き返すことにしよう。
 あ。

 あった。小沢商店。

 残念ながら店はやっていなかったが、まごうことなき酒屋さんである。店頭にはお酒の自販機もあり、とっても変色した(あくまでサンプルの話)「丹沢ほまれ せせらぎカップ」が売られていた。
 お店の前から和田峠方面を眺めるとこんな感じ。

 あくまでも、県道である。

 お店の横に鎮座まします仏さま。

 お店の外には犖衆トイレ瓩用意されている。親切。
 しかし、いくら県道沿いとはいえ、秘境度という点ではこれまで訪ねた牘地の酒屋瓩涼罎任皀淵鵐弌璽錺鵑任△襦
 
 ここから先はおまけ。
 もと来た道を引き返すと先ほど乗ってきたバスがまだ待機していた。再びこれに乗って藤野駅まで戻るのも芸がない。地図を見ると県道を少し下って右手に入り、うねうねとした山道(二重線で示されているからおそらく舗装道だろう)を越えると町の西端、山梨県上野原市とのほぼ境界上にある集落に出、そこからは上野原駅行きのバスに乗れることをあらかじめ調べてあった。ちとしんどそうだがこのルートを採ることにした。
 県道と別れを告げ、細道をちょっと下ってすぐ登りに転じる。覚悟はしていたが、相当きつい登り坂である。しかし、こんなところにも民家が点在している。
 ニワトリ放し飼いの鉱泉民宿や由緒ありそうなお寺の横目に喘ぎ喘ぎ登れば、やがて勾配は緩やかになる。ここからは快適な山歩きを愉しむことができた。クルマがまったく通らないのがいい。ただし、途中分かりづらい分岐が数箇所あるので、地図は必ず携帯する必要がある。
 相当奥のほうまで民家はあったがそれも途切れ、道も舗装ではなくなった。しかし、こんなところにも歩いている人はいるもので、リュックとか背負っていなかったから地元の人なのだろう。女性のペアと途中ですれ違い、さらにその先では犬を散歩させていたやはり女性二人組を追い抜いた。
 いつの間にやら道は下りに転じ、再び舗装道となり、民家もぽつぽつと現れた。あとはひたすら下れば広い道に出る、そこは「佐野川」バス停。想定していたよりも15分ほど早く到着できた。まだまだ私の脚も捨てたものではない。自販機で温かいお茶を買い求めてホットひと息。あとはやってきた富士急山梨バスに乗り上野原駅へ、先日デビューしたばかりのE233系に初乗りを果たして帰る。
 で、帰ってから調べてわかったことなのだが、私が歩いた山道こそ、甲州道の裏街道として栄えた古道「佐野川往還」の一部だったのだ(その割に道中、道標や案内板の類は一切なかったが)。佐野川往還は上野原〜佐野川〜和田〜和田峠〜八王子と結んでいたから、小沢商店もまさに旧街道上に店を構えていることになる。現代の視点では爐發里垢瓦け地瓩忙弔辰討い襪箸澆覆靴討靴泙いちな酒屋の多くは、実は歴史的意義の深いロケーションに佇立していると考えるべきなのだろう。
| 酒屋奥地紀行 | 16:09 | comments(0) | |
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